【実験】折れた釣り竿を修復して、実釣してみた

愛用しているシマノのムーンショット86MLを、テトラにぶつけて折ってしまいました。

キャストした時にルアーが後ろのテトラに引っかかり、振り抜いた竿が左側のテトラに当たって、ポッキリいってしまいました。

2ピースの竿が、3ピースになってしまった状態です。

一度は「もう使えないかな」と思いましたが、修復して、実際に釣りで使ってみました。

今回は、折れた竿を修復した方法と、修復した竿で釣りをしてみた感想を紹介します。

芯を差し込み、糸を巻いて、エポキシで固めた

折れた竿は、次の3ステップで修復できました。

  1. 別の竿から切り出した芯を、折れた竿の内側に差し込む
  2. 継ぎ目を外側から糸で隙間なく巻く
  3. 糸の上からエポキシを塗って固める

詳細は次のセクションでお話しします。

折れた竿を修復する手順

用意したもの

  • 芯にする古い竿(昔折れてしまった竿)
  • スレッド(ロッド用の糸)
  • エポキシコート(主剤と硬化剤)

芯には、昔折れてしまった別の竿を切り出して使いました。

折れた竿は意外と便利なので、ガイドと一緒に捨てずに残しておくのがオススメです。

スレッド(糸)

ジャストエースのSize C(太糸)を使いました。

ロッドのガイドを留める時などによく使われる糸です。

ジャストエースのスレッド

硬化剤

エポキシコートは、東邦産業のものを使いました。

主剤と硬化剤の2液を混ぜて使うタイプで、ガイドの接着などにも使われています。

固まると強度が高いので、今回の補強にぴったりだと思いました。

東邦産業のエポキシコート

① 別の竿から芯を切り出して差し込む

まず、古い竿から芯にする部分を切り出します。

切り出した芯を、折れた竿の片側の内側に差し込みます。

芯を差し込んだ状態のイメージ

反対側にも芯を差し込んで、折れた両端をぴったり合わせます。

中を見ると、芯が継ぎ目をまたいで、内側から竿を支える形になります。

芯が継ぎ目をまたいで支えるイメージ

ここで一番大事なのは、芯の太さが竿の内側にぴったり合うことです。

芯が細すぎると中でガタついてしまい、太すぎると奥まで入りません。

芯と竿の内側の太さを測って、ぴったり合う部分を切り出しました。

竿は穂先に向かってだんだん細くなっているので、古い竿のどの部分を切り出すかで、芯の太さを調整できます。

② 継ぎ目をスレッドで隙間なく巻く

芯を差し込んで継ぎ目を合わせたら、継ぎ目を覆うように外側からスレッドを巻いていきます。

隙間ができないように、ぎっしりと巻いて補強します。

継ぎ目の部分だけでなく、継ぎ目の前後まで少し広めに巻いておくと、より強度が出ると思います。

③ エポキシを塗って硬化させる

スレッドを巻き終えたら、上からエポキシコートを塗っていきます。

エポキシコートは、主剤と硬化剤を1対1で混ぜて使います。

混ぜたものをスレッドの上に1回塗って、あとは1日(24時間くらい)放置しました。

1日置いたら、しっかり固まっていました。

修復が終わった継ぎ目

これで修復は完成です。

修復した動画

修復の手順と、修復した竿で実際に釣りをした様子を動画にしています。

修復した竿で実釣してみた

修復した竿の調子を確かめるために、さっそく釣りに行ってきました。

行ったのは、ちょっとした古い船着場でアオリイカの実績多数。

自然たっぷりで気持ちよく、自分たちのお気に入りポイントです。

タックル

  • ロッド: シマノ ムーンショット86ML(修復済み)
  • リール: シマノ ネクサーブ2500
  • ライン: PE0.8号

ムーンショット86MLは、初心者向けシーバスロッドの柔らかめのモデルです。

ちょうど良い硬さで、ルアー釣りだけでなく、サビキ釣りでも大活躍している竿です。

ムーンショット86MLそのもののインプレは、こちらの記事で紹介しています。

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試し投げの感想

まずはメタルジグを、5割くらいの力でキャストして竿の調子を確認しました。

竿先もしっかり曲がりますし、水の抵抗やボトムもちゃんと感じることができました。

普通に使えすぎて、逆に感想がないくらいです。

飛距離も問題なく、ビックリするほど飛んで、慌てて巻いたくらいでした。

ルアーを投げる分には、全く問題にならないと感じました。

釣れた魚

ジャックアイのクネクネ5gで、オオモンハタが釣れました。

ルアーを叩くようなアタリがあって、上がってきたのはオオモンハタでした。

クネクネの5gは、本当によく釣れるルアーだと思います。

修復した竿で、魚が釣れるところまで確認できたので感動しました。

修復した竿の注意点

元通りにはならない

修復した竿は、折れる前と全く同じ状態に戻るわけではありません。

感度や硬さは、結構変化があるはずです。

内側に芯が増えているぶん、竿が硬くなって、感度は上がったように感じました。

しなり方のバランスも変わっていると思います。

竿先が折れやすくなる可能性

修復した部分は芯とエポキシで硬くなっているので、竿全体のしなりのバランスが変わります。

曲がる場所が変わったぶん、修復した部分より先、特に竿先がポキッといってしまう可能性は増えたと思います。

とはいえ、もう使えなくなったと思っていた竿なので、そこは気にしても仕方がないかなと思っています。

竿が折れた場所によって修復方法が違う

今回の方法は、竿の内側に芯を差し込める場所で折れた場合の方法です。

竿が折れた場所によっては、同じ方法が使えないことがあります。

  • 穂先に近い細い部分: 内側の空洞が細いので、芯を差し込むのが難しくなります
  • 継ぎ目(ジョイント)の近く: 修復した部分が太くなると、竿を継げなくなる可能性があります
  • ガイドの近く: ガイドが邪魔になってスレッドを巻きにくくなります

また、穂先などのパーツはメーカーから取り寄せられる場合もあります。

自分で修復するのが難しそうな場所で折れた時は、釣具店やメーカーの修理を検討してみるのも良いと思います。

まとめ

折れてしまったムーンショット86MLを修復してみました。

元通りの竿にはなりませんが、使えなくなったと思っていた竿で、また釣りができるのはうれしいですね〜〜〜!!

竿が折れてしまっても、すぐに諦めずに、修復への道を探してみてください。

参考になれば幸いです。

修復したムーンショット86ML

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